三陸おのやブログ

     三陸釜石から、「美味しいお魚料理」に
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岩手の秘境 タイマグラでみつけた美味しいもの

こんにちは!美味しい食探しをしています、

営業の生田です。

 

「岩手県の秘境と呼ばれる場所がある」

「名前はタイマグラ」

「昔ながらの生活をしている集落がある」

と聞き、とっても気になり、大学の先輩と、

宮古市のタイマグラへ行ってきました。

 

【タイマグラ集落について】

岩手県宮古市の山奥にあるタイマグラ集落。

沿岸部からは 約40卞發貌った場所にあり

電気が通ったのは昭和63年だそうです。

 

珍しい名前は、「森の奥へ続く道」

「小さな流れの多い森」
というアイヌ語に由来するとさていて、
ブナやミズナラの森に覆われた

薬師川の渓流沿いに、集落があります。

 

集落に近づく20劼らは電波がなく、

迷いながらも到着すると

緑に囲まれた、なんとも素敵なお家が!

 

このお家では素敵な人々と

不思議で美味しい食べ物との出会いがありました。

段々と日が暮れてゆき、囲炉裏の周りを

お家のご家族、宿泊者で囲みます。

 

そこで登場したのが、

この「凍ほど」という三角形の食べ物です。

 

 これはお餅ではなく、じゃがいもなんです。

寒い寒い冬の季節に、‐15℃以下の冬空の下で

カチカチまで冷却させたじゃがいもを、

煮詰めて皮を剥き、川に漬けます。


川から雪にあげて、じゃがいもの赤が、

まっしろの雪を染めるととまだの証です。

また冷たい川に戻します。


川からあげたじゃがいもに紐を通して、

数珠状にして、家の前に吊るすそうです。

そうすると、夜はカチカチに凍り、

昼は溶けてグチュグチュになります。

れを繰り返し、乾燥させたじゃがいもを

石臼で潰して粉にします。


こうして完成した粉は虫も来ず、腐らず、

「魔法の粉」とよばれているそうです。

 

その粉をモツモツに沸いた熱湯で練り、

馬の背中の形にします。ギュッと音が鳴るように。

それを切って、鍋に入れます。

 

こんな風にして作られた「凍ほど」を食べるとき、お家の主の奥畑さんは

「ツカツカするでしょ?」と言います。

 

食べると、確かに、ただの「モチモチ」ではないような気がします。しかし私は今までの人生の中で

「ツカツカ」した食べ物との出会いがありませんでした。なのでよく分かりません。


しかし、この土地ではこの「私が知らない食感」は「ツカツカ」らしいのです。だから、私も「ツカツカしているなあ〜」と思いながら、食べました。


私の身体に「ツカツカ」が刻まれた瞬間です。

 

寒い気温と冷たい川の水、お昼の太陽の日差し、

「モツモツ」に沸いたお湯で練った、「ツカツカ」の食べ物。「凍ほど」の話を聞くだけで、

この「ツカツカ」した食べ物の歴史と大自然の中での人々の暮らしの知恵と工夫が見える気がします。

 

「凍ほど」だけでなく、山菜とカツオのお寿司には「あさつき、山椒、みつばら、のびる、ぼんな」と

様々な美しい緑が入っていて、目に鮮やかです。


味だけではなくて、「サクッ」「グサッ」「パサ」とした食感、鼻に抜ける香りがあり、目も舌も歯もすごく忙しいのです。「五感を使って食事をする」と言うべきか、私の身体を使いながら、しっかり食べることを楽しみながら、美味しく頂きました。

夜の6時から夜中の1時まで話し、

薪風呂であたたまり、夜は雑魚寝で就寝です。

 

朝起きると、「春セミ」が鳴いていました。

目に入る緑が綺麗で、風が柔らかくて、

今更ですが「春だなあ」と思います。

 

 

 

私が知らない土地も人も食べ物も、

沢山あるんだろうと思います。

 

その全部と一生のうちで出会うことは出来ません。


だからこそ、

知らなかった土地と自然と食べ物と出会えて、

なんとも幸せな気持ちになりました。

 

タイマグラは良いところなので、

良かったら行ってみてください。

 

大自然、みんなで囲むごはんはもちろん、

なんと言ってもお家の方が温かく、

沢山のお話をみんなで楽しめる場所です。

 

ちなみに最後の写真の白いネックレスが

乾燥中のじゃがいもです。

 

|-|-|by onosyokuhin


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